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「祈りのカルテ」(第2話)患者の謎を見破る諏訪野(玉森裕太)

祈りのカルテ


ドラマ「祈りのカルテ」」についての考察記事です。一部ネタバレを含みますので、まだ観てない人はご注意下さいね。

開腹手術を望む患者の謎とは?

最初は内視鏡手術を行う予定だったにもかかわらず、実はがんではないと言ったり、内視鏡手術でいいのに、わざわざ体に負担のかかる開腹手術を望んだりします。

これだけ見ると本当に謎ですよね。でも、ちゃんとワケがあるんです。でも、医師に本当のことを言ってくれないのが困ったところです。

 

保険金が欲しい患者の悩み

見てて途中で感づいた方もいると思いますが、保険金が欲しいがために開腹手術して欲しいという利害が絡んだわけです。

お孫さんもいますし、家族に余計な出費を負担させたくないという親の気持ちは共感できますね。ただ、だからといって患者の利害のために開腹手術を行うというのはいけません。

 

医療の観点からもですが、保険法の観点からも患者と結託して不必要な手術を行い、不当な利益を得る行為を助長したなどとして、詐欺行為にあたる可能性もでてきます。

 

まぁ、今回はあくまで不必要とはいえない、緊急を要しないとはいえないという医師の判断のもとで行われているので、要件はクリアしています。

 

がん治療と保険のカラクリ

通常、がん保険に加入していれば、がんになったら保険料がもらえると思われがちです。

そのために月々の掛金を支払っているんですからね。でも、よくよく契約内容を確認してみると、意外な落とし穴があったりします。

 

  • 初めてがんと診断されたときに支払われるもの
  • 入院を伴わなければ支払われないもの
  • 手術をしなければ支払われないもの

 

いろんな要件があり、一概に全ての手術が対象となるのではなく、例外もあります。大事なのは支払要件をちゃんと確認すること。

保険屋さんによって支払要件は様々ですし、同じ保険屋さんでも、契約するタイプによって違います。

 

どうして支払要件があるの?

保険金を支払うときの条件を決めておかないと、保険屋にお金が無くなるからです。

そもそも保険は、健康な人からも月々の掛金をもらいながら、がんになった人に一定の金額を支払うものです。

がんになったからといって無条件にお金を支払っていたら、お金がいくらあっても足りません。

 

地震保険を例に考えてみると分かり易いかもしれませんが、地震が起きて食器が割れただけでお金を支払るとすると、莫大なお金を用意しなければいけません。

なので、通常は被害額10万円以上の場合にお支払いしますなどと、条件を設けているんですね。

 

第二回のあらすじ

舞台は冴木真也(椎名)が指導医を務める外科。伊武演じる近藤玄三は胃がんと診断された老齢の患者。冴木が「腹部を切ることなく内視鏡を使った粘膜切除だけで完治する」と告げると、同席する娘・幸子と孫・真緒は安堵し、再来週には80歳になる近藤も「先生方に任せておけば大丈夫だ」と内視鏡手術に前向きな姿勢。しかし翌日態度が一変。思い詰めた表情で「手術をやめる」「俺は癌じゃない」と言い出して…。

伊武は「ガンを宣告された老人がいる。娘と孫娘との三人暮らし。老人の望みはただひとつ。娘が女手ひとつで育ててきた孫を大学に行かせてやりたい。そんな中でのガンの宣告。家族に迷惑をかけ、好き勝手に生きてきた老人にとって、家族のために遺したいものがあった。しかし、そう簡単に事は運ばなかった。物語は舞台となる病院の中で、人間の死というものを巡って展開していきます。

最後にひと言『人間はひとりでは生きていけない』。先生、ありがとうございました」と撮影を振り返りつつ、思いを語った。医師としては最良の選択のはずが、患者にとってはそうとは限らない…老齢のがん患者が隠した秘密は、命と同じぐらい大切な未来だった―。

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