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遺留捜査 第7シリーズ(第6話)ネタバレ

遺留捜査

2年前の自殺の真相とは?

有料老人ホームの介護スタッフ、内藤明日香が遺体となって発見されます。明日香は有料老人ホームに入居している磯貝早苗と親しい関係でしたが、内藤には早苗に隠していることがありました。

 

それは、明日香が2年前まで働いていた洋菓子店で早苗の娘・美希と一緒にパティシエとして働いており、美希はなんと明日香のパワハラによって自殺したというのです!

 

そんな偶然があるなんて思えないのですが、運命の悪戯かな?

 

この事実を早苗が知り、明日香を罵倒していたことがわかります。早苗の犯行であると思われましたが、真犯人は早苗の弟・弓長健一郎でした。株で失敗したため、早苗の遺産を狙っていたという健一郎。

 

なぜ、姉の遺産のために他人である明日香を殺害したの?

 

始まりは自殺と思われていた美希の死にありました。美希は自殺ではなく、健一郎に殺害され、自殺に偽装されていたのです。早苗が癌だと知った上で、自分に遺産が入るように、何の罪もなく恨んでいるわけでもない姪っ子の命を奪ったわけです。

 

この時点で健一郎が冷酷な人間だとわかるね。

 

しかし健一郎の思い通りにはいかず、早苗は可愛がっていた明日香に遺産を残そうとしていました。そのために明日香の殺害に至ったということです。

 

しかも、美希を自殺に追いやったのが明日香であると早苗に吹き込むことで、明日香殺害の容疑を早苗に被せようとしました。とことん非道な弟です。

 

早苗が遺産を弟に残そうとしなかったのも、健一郎の本性をなんとなく感じていたからなのかもしれません。2人もの命を奪い、罪を逃れようと考えを巡らした健一郎。その頭脳と行動力は、仕事で稼ぐことに費やすべきだったのかもしれません。

 

 

弟に振り回される早苗が切ない!

事件を追う中で、中心人物となったのが藤真利子さん演じる磯貝早苗でした。藤真利子さんの表情ひとつひとつがストーリーの要になるような印象を受けました。最初に早苗が登場したときには、とても上品で凛とした雰囲気でした。

 

明日香と親しげに話す早苗も幸せそうで、気を許している様子が伝わってくる。だけど、明日香が美希を死に追いやったと知った時の、怒りと罵倒は凄まじい!

 

人が変わったかのように思うくらいなのですが、それだけ明日香に思いを寄せており、信頼を裏切られたショックが大きかったということでしょう。早苗という人は、本来愛情深く、人を信じたい人物なのだと思いました。

 

美希がパティシエになることを反対したのは、幸せを願うからこそ必死だったのかもしれません。お金を無心する健一郎に対しては、自分の力でなんとかしていってほしいという思いがあったために厳しく接していたように感じます。

 

そのため、健一郎が真犯人だと知らされた時、「ウソよ!健一郎がそんな事!」と驚いた様子でした。もしも早苗が、人を信じて生きてきたとするならば、身の回りから大切な人が次々といなくなってしまった事は本当に不憫です。

 

早苗が最後に流した涙には一言では表せない思いが詰まっているように感じられました。

 

二重になった軍手が意味するものとは?

明日香からのパワハラによる自殺だと思われていた美希ですが、実は明日香に憧れを持っていたことがわかります。その証言をしたのは、洋菓子店の元オーナー・松谷ですが、彼は美希の思いを知りながら、自殺した理由がパワハラであることに疑問を持たなかったようでした。

 

もし、松谷の捉え方が違っていれば、美希の死に別の見方が出てきていたのかもしれません。明日香は自分のせいで美希が自殺したと思ったまま殺害されてしまったのです。

 

明日香は自分の罪から逃げず、美希の思いを引き継ぎ、早苗に向き合おうとしていたので、生きているうちに救いがあってほしかったです。

 

早苗が自分の気持ちに余裕がなく、美希を突き放してしまったり、明日香を罵倒してしまったにもかかわらず、美希も明日香も早苗に歩み寄ろうとしていました。その思いが託されていた遺留品が二重になった軍手でした。

 

美希が早苗との思い出のミルフィーユを再現しようとレシピを残しており、明日香が美希の思いを込めるために、美希が使っていた軍手でミルフィーユを焼いていたのです。

 

軍手が二重になっていたのは、オーブンを使う時のミトン代わりにするためだったのですが、美希と明日香、早苗にとっての2人の娘の思いが重なって、二重の軍手に反映されているように感じました。

 

早苗も美希も明日香も、互いに憎んでいたわけではなく、愛情の裏返しでぶつかり合ってしまいました。そして誤解が解ける前に永遠の別れを迎えてしまったわけですが、本当に大事な人には、本心を伝えることが大切なのかもしれませんね。

 


 

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第6話のあらすじ

高級有料老人ホームのスタッフ・内藤明日香(高田里穂)が、公園の階段から突き落とされて死んでいるのが見つかった。死因は脳挫傷だったが、首には索状痕も残されており、転落する直前、何者かに首を絞められたようだった。糸村聡(上川隆也)は、遺留品から使い古された軍手を見つける。左右それぞれ2枚重ねになっており、焦げた指先からは、ほのかに抹茶の香りがした。勤務先に聞いたところ、明日香の業務とは無関係と判明。彼女がこの軍手をどんな用途で使っていたのか、糸村は疑問を抱く。捜査を進めたところ、明日香はホーム入居者の磯貝早苗(藤真利子)と、実の母娘のように仲良く交流していたとわかる。早苗は事件当夜、1時間ほどホームを留守にしていたが、散歩がてら近所のコンビニエンスストアまで出かけただけだと話す。また、明日香と同じアパートの住民によると事件の夜、彼女の部屋の前で交際相手らしき男が待ちぶせしていたという不穏な情報も浮上する。その矢先、明日香の前職がパティシエであり、当時は自分の店を持つという夢に向かって邁進していたことがわかる。彼女はいったいなぜ夢をあきらめたのか!? 明日香のパティシエ時代を調べた糸村は2年前、意外な事件が起きていたことを知って…!?〈参照元:テレビ朝日番組サイトより〉

 

 

 

 

 

 

登場人物とキャスト一覧

糸村聡 (上川隆也)
佐倉路花(戸田恵子)
神崎莉緒(栗山千明)
雨宮宏 (永井大)
沖田悟 (戸塚純貴)
村木繁 (甲本雅裕)
滝沢綾子(宮﨑香蓮)
磯貝早苗(藤真利子)
内藤明日香(高田里穂)
松谷大樹(唐橋充)
弓長健一郎(ミスターちん)
前田良和(お宮の松)
磯貝美希(大出菜々子)
大森隼人(小堀正博)
柏木順子(朝井千景)

 

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