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【刑事7人 Season8 第6話】刑事7人 みんなの感想

刑事7人

みんなの感想

 

 

国の未来か?人の未来か?

今回は政治と企業の癒着や、誤認逮捕疑惑がからみ、関係者たちの譲れない思惑がぶつかり合うような、大変見ごたえのある内容でした。傷害致死で逮捕された近藤が自白を強要されたと主張し、藤沢によって近藤のアリバイ証言がなされます。

 

専従捜査班が再捜査をする中で、殺害されたフリーライターの巻、自殺した横崎、文部科学大臣の村富、そしてブライトスタディ株式会社経理だった近藤が10年前の癒着疑惑の関係者であったことが判明します。

 

逮捕された近藤が10年前のことを暴露する可能性があるため、一事不再理を狙って無罪にもちこもうと、桑井が策を講じます。その策というものが、虚偽の自白の強要やアリバイの証言でした。

 

関係者それぞれの経歴や利害関係が少し複雑に感じたけど、事件の真相を見ると、過去の癒着問題を隠蔽したいがためという単純なものだったね。

 

しかし、この事件の裏では、路敏の刑事としての未来、藤沢の息子の未来が左右されてしまう事態となってしまいました。路敏は自白の強要や誤認逮捕の疑いがかかってしまい、藤沢の息子は大学でのカンニングがまかり通ってしまうのです。

 

カンニングが見逃される事は、間違ったことを反省する機会を奪うだけではなく、間違った成功体験としてその後の人生に影響してしまうかもしれません。国の未来のためと考えて隠蔽の策を講じた桑井は、守るべきは国の未来なのか、人の未来なのか葛藤します。

 

最後には隠蔽の策を取り下げる決断をしましたが、事件を通して、人が本当に守りたいものとは何なのかを考えさせられました。

 

熱い思いが隠蔽を打ち破る!

路敏の自白強要や誤認逮捕の疑惑により、彼の処分を突きつけられた片桐。本人には告げず秘密裏に捜査し証拠を集めようとするのですが、確証はあっも物理的な証拠は得られず、最後の手段として桑井の心情に訴えかけることになりました。

 

そのシーンでの片桐を演じる吉田鋼太郎さんの迫力が凄かった!

 

国益のためにと理屈を並べる桑井に対し、「桑井!国益だか国の未来だか知らねえけどよ!こっちは大事な部下の人生がかかってんだよ!」と目を覚まさせるように投げかけるのです。

 

それでいて去り際は落ち着いた口調で「なにとぞ、正しいご判断を」と後押しをするのですが、その緩急のある表現に引き込まれた!

 

片桐の魂の訴えによって桑井は藤島の証言を取り下げる決意をしました。結果的に、片桐は何人もの未来を守ったと言えるのかも知れません。路敏は自白強要と誤認逮捕の疑いが晴れました。藤島颯太は、自分のしたことと向き合って反省することができるでしょう。

 

そして桑井も政治家としての誠実さを取り戻すことができたのではないでしょうか。路敏が言ったように、片桐は表面的にはリーダーとして頼りになるようには見えませんが、内に秘める情の熱さがあるからこそ人の心を動かすことができるのかもしれません。

 

一方で、首席監察官・正木の弱みもしかり握ってしまうダークな一面があるのも片桐。クセのある専従捜査班のリーダーを務めるには情の熱さと邪道なやり方が必要だということでしょう。

 

路敏が見るリーダーの姿とは?

専従捜査班の先輩達ひとりひとりと向き合ってきた路敏ですが、ついに片桐に噛みつき不満を漏らし始めます。これまでは、一緒に組んで捜査するなかで相手を理解する流れでしたが、片桐は単独で動いていたため、直接には関わっていません。

 

そのため、路敏は片桐のいないところで先輩方に不満をぶつけるんだけど、その不満を受け止める青山とのやりとりが印象的だった。

 

片桐のリーダーとしての素質を指摘する路敏に対し、青山は「人にすげえ期待しているんだな」と伝えます。路敏が自分の失敗が許せないと言いつつ、他人にも期待を寄せて不満に思ってしまっているのではないかと示唆するのです。

 

逆に路敏から「期待しないんですか?」と聞かれた青山は「期待はしない。…けど、するかな。」と答えます。矛盾する様な返答ですが、ここには専従捜査班への信頼が含まれているように感じます。

 

基本的には期待しないけど、専従捜査班のメンバーにはそこを超えた関係性があるのでしょう。はっきりと言わないところが青山らしいですね。

 

照れもあるのかも知れませんが、明言しないことで押し付けにはならず、路敏が自分で感じ取る余白ができたように思います。

 

その後、路敏の片桐への見方が少しづつ変わっていき、ついには片桐が自分を守ろうとしていたことに気がつくのです。最後には片桐の背中を見て頭を下げるのでした。自分の考えを直接相手に伝えることが多かった路敏ですが、今回は片桐の背中を見て感じ取ることを経験したようです。

 

個性的な専従捜査班のメンバーと接していると、学ぶことも多岐に渡るのかも知れないね!

 


 

第6話のあらすじ

新専従捜査班では、坂下路敏(小瀧望)が《政界のプリンス》と称され、人気を博す文部科学大臣の村富耕一郎を引き合いに出し、片桐正敏(吉田鋼太郎)の勤務態度やリーダーとしての資質を非難していた。同じ頃、警視庁・首席監察官室。片桐は正木哲也首席監察官(山田純大)に呼び出されていた。正木によると、路敏が傷害致死容疑で逮捕した近藤善治(松田洋治)の第一回公判が行われたが、犯行時刻、近藤には明確なアリバイがあることが、ある証言によって判明。加えて、近藤が路敏に自白を強要されたと告白。正木は片桐に、路敏の首を差し出すか、新専従捜査班全体で責任をとるかの二択を迫るのだった。〈参照元:TVerより〉

登場人物とキャスト一覧

天樹悠  (東山紀之)
野々村拓海(白洲迅)
青山新  (塚本高史)
海老沢芳樹(田辺誠一)
片桐正敏 (吉田鋼太郎)
堂本俊太郎(北大路欣也)
坂下路敏 (小瀧望)

桑井茂 (駿河太郎)
藤島夕美(雛形あきこ)
正木哲也(山田純大)
鷲尾英彦(渡辺正行)
横崎孝志(日向丈)
村富耕一郎(森岡豊)
近藤善治(松田洋治)
鶴澤守 (篠塚勝)
巻大吾 (林和義)
時川雄二(川崎賢一)
矢代由佳(中尾百合音)
谷山  (真山章志)
藤島颯太(藍沢晃多)

 

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