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刑事7人 Season8(第7話)ネタバレ・みんなの感想

刑事7人

第7話のあらすじ

古い一軒家で母子二人、仲睦まじく暮らす西野晃(柾木玲弥)と清美(中島ひろ子)。ある日、晃の携帯に見知らぬ番号から電話が入る。それは、両親が離婚してから13年間も離れて暮らし、まったく会っていなかった父親・中山信二(池田成志)が亡くなったとの警察からの知らせだった。天樹悠(東山紀之)と野々村拓海(白洲迅)が見守る中、晃は遺体安置所で信二と無言の対面を果たす。信二は海浜公園で亡くなっていたのを発見されたそうで、死因は腹部大動脈損傷による失血性ショック死。彼のそばには、柄に自身の指紋が付着した包丁が落ちており、自殺と推測される。晃は使い捨てボールペン、未開封のキャラメル箱など、信二の所持品の中から小銭だけを取って、遺体を含めて、あとは処分してくれと天樹らに頼む。遺体の周りには、何故か本人の上着が脱ぎ捨ててあったことなどから、天樹は念のため、信二の遺体を司法解剖にかけることにするのだった。〈参照元:TVerより〉

 

 

みんなの感想

父親は罪を重ねたのか!?

遺体で見つかった中山信二は、女性を殺害した後に自殺したと見られていました。自殺と断定するには遺書などの根拠がないことと、信二の息子・西野晃の冷たい態度に引っかかりを感じた天樹が他殺の可能性を探ります。

 

天樹の考えには他の専従捜査班のメンバーが同意したわけではなかったのですが、片桐が言うには「最初は突拍子なくても、結局天樹が言うことが正しかったってことが多いだろ」ということで調べるだけ調べてみることにしました。

 

確かに天樹の記憶力や観察力の高さから、他の人にはわからない違和感を感じ、事件の真実にたどり着くことがよくありました。

 

長い付き合いの片桐や青山からすると、天樹の違和感を疑うよりも、その線に乗っかる事を選択するのも当然かも。

 

捜査を進めていくと、殺害された山尾京子の夫・寛が不倫していることがわかり、寛が邪魔になった妻を殺害した疑いがでてきました。信二についても、息子の証言から更生していた姿が浮かび上がってきました。

 

やはり、罪を信二になすりつけての自殺の偽装かと思われました。その証拠となるものを天樹は必死に探します。しかし、天樹が発見したものとは、信二が殺人を犯したうえの自殺を告白した遺書だったのです!

 

なんと結局は、当初の見立て通りの事件の顛末。ここまでの流れは何だったんだろうと思ってしまうような展開ですが、他殺の可能性を探ることで真実がはっきりしたということは確かです。

 

ある意味、期待を裏切る驚きの結末でした。

揺れ動く晃の思い!

今回の事件では、事件そのものよりも息子・晃の心の動きが中心となっており、晃役の柾木玲弥さんの感情表現に引き込まれました!罪を犯した父親を憎む気持ちと、それでも愛情を求める気持ちの間での不安定さが伝わってきます。

 

天樹に連れ回される中で、抑えていた父への思いを自覚するのですが、そこから晃の態度が一転します。そんなに変わるものかと不自然にも思えるのですが、それまで晃は母親のために必死に抑えていたということでしょう。

 

家族3人で暮らしたいという思いを天樹に共感してもらったことで、本音を出せてほっとしたのではないかと思う。

 

心を開いた天樹自身から真実を知らされたときの晃のショックは計り知れません。その気持を天樹にぶつけるのですが、その表情には怒りの中に悲しみを含んでいました。

 

父親を信じようとした期待は絶たれ、母親とも仲違いし、3人で暮らしたいと思い描いていたものとはかけ離れた現実を突きつけられてしまったのです。

 

絶望に打ちひしがれる晃のもとに母・清美が寄り添い、信二を囲む2人の姿が涙を誘いました。

 

現実は思い通りにはなりませんでしたが、それでも父親への愛情が晃の中には残ったということなのかもしれません。

 

自殺を疑う天樹の意図とは?

信二の死に対し、他殺を疑う根拠を聞かれた天樹は「今はまだない。と言って、違う可能性を捨てる根拠もない」と曖昧な返答をしていました。あまりにも掴みどころのない考えのように感じましたが、後に堂本と話をする中に、天樹の本音が見えてきました。

 

天樹自身も妻と娘を亡くしています。父親に対し不自然なまでに冷たい言動をする晃の姿が、自分の娘が拗ねている姿と重なって見え、晃を救ってあげたいと思ったというのです。

 

信二が更生していたと証明して、父親を憎む気持ちから晃を開放させたかったのだと思う。

 

しかし真実は無情なものでした。晃は天樹に振り回されたと怒りをぶつけ、天樹も反論せずに怒りを受け止めました。ここで天樹は、最初から自殺という見立てが変わらないと確信していたことを明かします。

 

それでいても、深く捜査することで真実を明確にし、遺族が本当の気持ちと向き合うきっかけになりました。「僕がやったことは間違っていない。そう信じています。」と言う天樹。

 

大切なのは自殺だったかどうかということだけではなく、残された家族の思いを救おうとし、一緒に父親の死に向き合ったことなのだと思いました。

 

多くの事件を解決してきた天樹にとって、また一つ忘れることのできない経験となったのではないでしょうか。

 


 

登場人物とキャスト一覧

天樹悠  (東山紀之)
野々村拓海(白洲迅)
青山新  (塚本高史)
海老沢芳樹(田辺誠一)
片桐正敏 (吉田鋼太郎)
堂本俊太郎(北大路欣也)
坂下路敏 (小瀧望)
西野晃 (柾木玲弥)
中山信二(池田成志)
西野清美(中島ひろ子)
山尾寛 (村杉蝉之介)
井出秀子(加藤理恵)
山尾京子(加茂美穂子)
佐野武志(松本こうせい)

 

 

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