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警視庁強行犯係 樋口顕 Season2(第7話)ネタバレ

警視庁強行犯係 樋口顕

第7話のあらすじ

公園で老舗和菓子屋『ふなだや』の副社長・船田修二(長尾卓磨)の遺体が見つかる。彼の遺品の携帯には修二の父・喜一郎(勝部演之)と、妻・杏子(原史奈)から着信があり樋口顕(内藤剛志)は、喜一郎に電話を掛ける。事件当日、修二は亡き兄の元妻・久美子(山田真歩)に会いに行っていたことが判明。『ふなだや』の現社長でもある喜一郎は血筋を重視する人物で、亡き長男の娘をどうしても次期社長にしたく、久美子と養子問題で度々話し合いをしていた。事件当日、久美子は娘の美咲(毎田暖乃)を寝かしつけた後、待ち合わせ場所に行ったが修二はおらず、その日は会っていないと言う……。愛する娘を手放したくない久美子と、血の繋がりだけで美咲を欲しがる船田家。久美子が犯人だと疑われる中、樋口が気になったのは久美子の家の大家で、美咲とも交流のある加代子(丘みつ子)。一体彼女が目にしたものとは……?〈参照元:TVerより〉

https://twitter.com/higuchi_tx/status/1563393425810259969

 

 

老舗和菓子屋一族が招いた悲劇とは?

殺害された船田修二という人物は、父親の喜一郎の言うことに従うばかりの男でした。その妻・杏子が修二を殺害してしまったのですが、彼女の境遇には少し同情してしまいます。結婚に関しても、杏子の働きぶりを見て喜一郎が修二の嫁にすることを決めています。

 

杏子は健気にも仕事、家事、義父の世話をこなし、老舗和菓子屋を営む船田家の嫁として認めてもらえるようにと尽くしてきました。そして、跡継ぎを生むことを求められます。

 

いま時代にこんな状況は耐えられないように思いますが、必死に生活していた杏子には、疑問に思う余裕さえもなかったのかもしれません。

 

無情にも子どもはできず、修二とともに「申し訳ありません」と喜一郎に頭を下げるのです。取り調べの中で、不妊の検査をした結果は、修二に原因があったのだと付け加える杏子。

 

やはり内心では悔しかったのかもしれませんね。

そんな中、跡継ぎができないからということで、亡き兄の子・美咲を引き取ろうと喜一郎は考えます。それでも杏子は他人の子を育てる覚悟をしていました。ここまでくると杏子の忍耐・精神力の強さに感服し、古臭いしきたりのある船田家に嫁ぐのは杏子以外ありえないようにも思えます。

 

そしてダメ押しのように、美咲を跡取りにするために、美咲の母親であり兄の元妻である久美子と修二を結婚させようと喜一郎が言い出すのです。しかも修二はそれに従い、何の抵抗もなく杏子に告げたのでした。

 

 

「崩れたんです。私が立っていた場所が。」と表現する杏子の心境はまさにその通りだったのでしょう。杏子自身ももっと早く危機感をもって対処するべきだったのかもしれませんが、あまりにも不憫です。

 

久美子が船田家の申し出に応じることはなかったでしょうが、それとは関係なく杏子は修二の無情さに失望したのだと思いました。

 

血縁を超えた絆!

丘みつ子さん演じる泉加代子と、毎日暖乃さん演じる松浦美咲のやりとりの中に暖かさを感じました。血縁関係のない二人ですが、血筋にこだわる船田家とは対象的に、互いを思い合っていることが伝わってきます。

 

二人のやり取りは特別なものではないのですが、会話する声の優しさだったり、投げかける視線に愛情が感じられました。そして口は悪くとも人間味あふれる加代子のキャラクターが面白い!

 

血縁関係のなかでの重いストーリーの中で、歯切れよくブラックに言い放つ加代子。しかしなぜか憎めないような、コミカルさを感じさせるのです。

 

一方、美咲は子どもながらに、加代子が放つ厳しい言葉が優しさの裏返しだとわかっているような女の子です。美咲が修二に話しかけられたことを機に、美咲自身、自分の置かれた状況を知りたいと母親に訴えるのですが、不安な気持ちの中で真実を知ろうとする芯の強い子だと思いました。

 

母と支え合って生きてきたなかで強く育ったのでしょうか。久美子も娘を大事に思う穏やかな人柄ですし、近くで見守ってきた加代子がこの親子を守りたいと思うこともわかるような気がします。修二を殺害した凶器が、美希が使っていたコンテナに入れられていました。

 

 

杏子が罪をなすりつけようと入れたものでしたが、杏子から見ると幸せそうに暮らす久美子と美咲に嫉妬してしまうのも仕方がないのかもしれません。一時は久美子に容疑がかかってしまいましたが、容疑が晴れて久美子と美咲の生活を取り戻せるようになり、ほっとしました。

 

凶器を見て美咲はショックを受け、大きな不安を抱えていたので、加代子の力も借りながらまた温かい環境で美咲が暮らしていくことを願います。

 


 

家庭では弱い!?樋口の優しさ

樋口の捜査方法は、ひとつひとつの事象を整理しながら、疑わしいことを調べては検証し、地道に真実に近づいていくものです。自己主張は控えめで、相手の言葉を受け入れながら考えていくような印象です。家庭でも主張は控えめ。

 

連絡もせずに氏家たちと飲んで帰ることを妻・恵子に怒られてしまいます。恵子の剣幕に押され、ほとんど言い返すこともなく、たじたじになる樋口が可愛らしいです。

 

一見すると頼りないようにも見える樋口ですが、彼の人柄によって、事件関係者の心が救われているようにも思います。

 

喜一郎が美咲をなんとしても跡継ぎにしようという意思を聞いた樋口は、美咲本人の気持ちを重視し、氏家に相談していました。美咲はまだ11歳だったため、本人の意見は反映されないようですが、事件とは別に美咲と久美子を窮地から助けてあげようとしていました。

 

自分の境遇を悲観した杏子でしたが、樋口は彼女に「報われない愛だったのかもしれません。

 

しかし愛した時間はあなたにとっての真実だったと私は思いますよ」と言葉を送るのです。罪を償いながら、これからも生きていかなければならない杏子にとって、その言葉が支えになるのではないかと思います。

 

事件だけを解決するのではなく、人間への愛情を持って手を差し伸べる樋口の姿に暖かさを感じます。まだまだ樋口の活躍を見たいところではありますが、次回が最終話となるようです。最後の樋口が迎える事件とはどんなものなのか、期待したいですね!

 

登場人物とキャスト一覧

樋口顕  (内藤剛志)
遠藤貴子 (矢田亜希子)
樋口照美 (逢沢りな)
菊池和馬 (佐野岳)
藤本由美 (片山萌美)
中田裕之 (小松利昌)
吉崎衛  (斉藤暁)
樋口恵子 (川上麻衣子)
天童隆一 (榎木孝明)
氏家譲  (佐野史郎)
御子柴隆司(竹財輝之助)
泉加代子 (丘みつ子)
松浦美咲 (毎日暖乃)
松浦久美子(山田真歩)
船田杏子 (原史奈)
船田喜一郎(勝部演之)
船田修二 (長尾卓磨)

 

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